稲上耳鼻咽喉科・気管食道科｜津市河芸町東千里の耳鼻咽喉科

耳鳴りはよく聞く症状ですが、これを「頭鳴り」と感じる人もいます。
いずれも、大抵は大きな病気とは関係はありませんが、まれに、耳の病気や頭の中の腫瘍（しゅよう）が見つかることもあります。

耳鳴りは、「キーン」「ジーッ」といった音を感じる人が多いです。一方だけの耳鳴りもあるし、両方の耳に起きる人もいます。これを耳よりも奥の方、頭が鳴っていると感じる人もいます。まず難聴があって耳鳴りが生じるので、検査をするとほとんどの人に難聴が起きています。耳は外から内側に向かって、音を伝える外耳・中耳と、音を感じる内耳とがあり、さらに聴神経を経て脳に信号が届きます。多くの耳鳴りは内耳から奥に原因があり、老人性難聴もその一つです。

次のような耳鳴り・頭鳴りは特に注意が必要です。

1. 突然起きる＝突然、耳が聞こえなくなって耳鳴りだけが聞こえる症状は、突発性難聴の可能性があり、すぐに病院へ
2. 波がある＝目まいを伴う耳鳴りが起きたり治まったりするのはメニエル病。薬で症状を調整できる
3. 次第に大きくなる＝聴神経腫瘍があると、耳鳴り・頭鳴りが次第に大きくなる。難聴や平衡感覚の不具合も生じる。

意外と多いのが耳と鼻がつながっている耳管という管の狭窄症の方です。
ビタミン剤などを長期に服用しても改善しない方はぜひご相談ください。